キレーション療法

キレーション療法とは

Na-EDTAという合成アミノ酸を点滴する治療法です。

これまでの研究で動脈硬化の治療や予防に有効とされています。米国では年間80万件が実施されている人気の治療法です。アメリカ国立健康研究所(NIH)とアメリカ先端医療会議が心筋梗塞・狭心症の治療として研究を進めています。院長は点滴療法研究会のキレーション認定医で、この治療を安全に提供いたします。

キレーション療法の効果

キレーション療法には血行の改善、動脈の酸化防止、カルシウム代謝の改善、鉛などの身体に有害なミネラルの除去、血液をさらさらにする作用などがあり、これらが総合的に作用して動脈硬化に有効に働くと考えられています。

このような方におすすめします。適応

冠動脈疾患、糖尿病性動脈閉塞などの動脈硬化性疾患や高血圧や脳血管疾患などの方。

副作用

次のような副作用が起こる可能性があります。

  • 血管痛・静脈炎 点滴の速度を調節したり、点滴部位を温めたりして解消します。
  • 腎障害 Na-EDTAを急速に点滴すると起こる可能性があります。当クリニックでは、毎回尿検査を行い安全に配慮しています。
  • ビタミンB・必須ミネラルの減少 キレーション点滴を行うと、ビタミンBや亜鉛・カルシウム・マグネシウムなどの必須ミネラルも若干体外に排泄されます。(その量は有害ミネラルに比べて少量です。)そのため、治療期間中はビタミンBや必須ミネラルのサプリメントを摂取していただきます。さらに、キレーション点滴5回ごとにビタミン・ミネラル点滴を1回行い、補充します。
  • 低カルシウム血症 Na-EDTAはカルシウムと結合するため、起こることがあります。通常の点滴速度では危険な症状はおこりませんが、前述のように、カルシウムのサプリメントを摂取して予防します。
  • 低血糖 キレーション治療には血糖を下げる作用があるため、空腹で治療を受けると起こる場合があります。特に糖尿病の方は注意が必要です。予防のために治療前に必ずお食事をお摂りください。また、点滴中は飲食が可能ですので軽食をご持参ください。
  • 全身倦怠感 まれに点滴後に疲労感、脱力感、頭痛、吐き気などを感じる場合があります。これは有害なミネラルが体内から血管内に移動してきたことと、必須ミネラルが減少することに伴うと考えられています。必須ミネラルを補充し、またNa-EDTAの量を調節して対処します。
  • アレルギー 非常にまれにNa-EDTAでアレルギーを起こすことがあります。この場合はこの治療をお受けになれません。

キレーション療法の流れ

  • 【電話で診察をご予約ください】水曜午後と土曜午後完全予約制です。
  • 【診察】
     
  • 【検査】必要な血液・尿検査、心電図検査を行います。また、体組成を測定し除脂肪体重を求めます。さらに、血管年齢を調べる検査を行います。当クリニックでは、頸動脈エコーと血圧脈波検査装置を用いてCAVI(心臓足首血管指数)を測定します。
  • 【点滴】1回の点滴時間は90分以上かかります。週1回の頻度で計20〜40回の点滴治療を行います。点滴終了後にビタミン・亜鉛のサプリメントを内服します。
  • 【5回の点滴治療ごと】血液・尿検査・血管年齢の検査とミネラル・ビタミン点滴を行います。